◆上部消化管◆


 

 逆流性食道炎 
胃酸が食道に上がってくると食道と胃の境のあたりの食道側に炎症を起こすのが逆流性食道炎です。

炎症の程度によって、LA-m・ LA-A・ LA-B・ LA-C・ LA-Dとランク分けされています(ロサンゼルス分類といいます)。

右に行くほど重症です。

LA-B以上は治療が必要で、胸やけなどの症状がひどい場合は内視鏡所見が軽度でも内服薬が必要です。

左の写真は逆流性食道炎LA-Bになります。
逆流性食道炎の原因としては食道裂孔ヘルニア(食道の出口の括約筋が緩くなり胃液が逆流してしまう)や肥満、食生活などがあります。


 

 

 

機能性デスペプチア

胃の検査では異常が見られないが、胃痛や吐き気が続く場合があります。ピロリ感染がある場合は、除菌治療することにより症状が軽減することがあります。ピロリ感染がない場合、胃酸を抑える薬、胃の運動を改善するこすりなど効果がある場合があります。以前内視鏡検査を受けていれば、アコファイドという専門の薬が処方できます。有効率は半分ぐらいです。精神的なことが関与する場合があり、上記の薬で効果がない場合抗うつ剤など効果がある場合があります。

 

 

 

慢性胃炎 胃がん

ピロリ菌が原因です。ピロリ菌コーナーをご参照ください。ピロリ菌除菌と定期的な内視鏡検査が必要です。ピロリ菌で炎症が起きている粘膜からでる癌は未分化型癌が多いです。未分化型癌というのは転移しやすい癌でスキルス癌もその一種です。ピロリ菌の感染が続き胃の粘膜の萎縮変化のある粘膜から出てくるのは分化型癌が多い。分化型癌はゆっくり進行する癌で胃の粘膜内に5年ぐらいとどまりますので、その間に発見できれば、内視鏡で治療が可能です。

早期胃がん
早期胃がん

左の癌の内視鏡治療後(6か月後)


 

 

 

胃潰瘍 十二指腸潰瘍

ほとんどはピロリ菌によるものですが、痛み止め、抗血小板薬で、潰瘍を作ることがあります。このような薬を内服するときは予防のため粘膜保護剤、制酸剤(PPI)併用が望まれます。慢性関節リュウマチなどで、どうしてもこのような薬を中止できなく、制酸剤など効果がないときはPG製剤(サイトテック)で治療することもあります。

 

 

 

十二指腸潰瘍 変形もしているので潰瘍を繰り返している。中央に黒色のところは出血した後で危険な状態ある。

 

 

 

 

胃アニサキス症

サバ、サンマやイワシなどの白身の魚、イカの寄生虫ですが、新鮮なものを生で食べるとアニサキスが胃の中に入ってしまいます。アニサキスは胃の粘膜に深く頭を突っ込み、生存します。生存している間、激しい心窩部痛があります。内視鏡で取り出せば痛みはなくなりますが、取り出しても痛みが続くときは、アニサキスが残っている可能性があります。これまで、7匹のアニサキスがいた例を経験したことがあります。

刺身を酢でしめてもアニサキスは生きているので安心できません。

内視鏡の鉗子でつまんで取り出しますが、頭の部分を鉗子で摘まんでこないと虫体の頭部だけが粘膜内に残ってしまう可能性があります。


 
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火・水・木・金 8:30~12:45 15:00~18:45
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内視鏡検査は平日18時まで、日曜14:30まで

日曜日 または、祭日に葛飾区の休日当番になることがあります。

休日当番時は9:00から11:30・13:00から16:30です。

内視鏡検査・予防接種・健康診断はお電話にてご予約ください。

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